よくあるご質問

ステンドグラスには透明系のガラスと不透明系のガラスがあります。
生産国はドイツ、フランス、アメリカが主流で国内では生産されていません。

中国製ガラスは廉価ですが近年製作が始まって耐久性、耐候性はデータがありません。

エポキシ樹脂やウレタン樹脂で作られたものを総称してニューステンドと呼びます。
シートに印刷されたものはステンドグラスではありません、ステンドもどきと言います。

鉛の表面はワックスで保護しますからほとんど影響はありません。

阪神淡路大震災時、ステンドグラスは全壊することなく残った例があります、
それは鉛桟がクッションの役目を果たしたことに起因します。
ヨーロッパの教会は数百年そのまま残っているのが現実です！
ステンドグラスは見た目以上の強度があることを知らない人が多いです。

近年の取り付け方法は室内側の窓ガラスに重ねて取り付けるので

非常に強度はあります。取り付け後20年経っても未だに問題はありません。

既成の窓への取り付けは可能です。
建具屋さんと相談して押し縁など揃えて施工できます。

二重サッシでもフックを付けて吊り下げることも出来ます。

パネルを窓枠から取り外して修理します。

問題なく修理可能です。

パリのノートルダム大聖堂はおよそ８５０年前に作られステンドグラスも
当時のままと言う事ではありませんがしっかり作られたステンドグラスは
１００年は大丈夫と思っても良いでしょう。

ホームセンターやデパートでとても安いステンドグラスを見かけます。
何故安いか、ほとんどが中国や東南アジアで作られており人件費が安いのとガラスも欧米のものは使われていません。
ガラスから組み立てまで全て中国や東南アジアで行っている為、品質は良質とは言えません。組み立ての基礎であるコパーテープの質は劣悪でありガラスピースを削るのにルーターは使用せずガラスは切りっぱなしで組み立てるので強度はありません。強度を出す為、彼らは仕上がったステンドを樹脂に浸けてコーティングします。見た目はピカピカですがハンダ迄樹脂に覆われている為、割れた際の修理は困難です。

逆にオーダーメイドステンドグラスは窓のサイズに合わせデザインから考えるので高くなるのは当然なのです。

また使用するガラスも伝統のある高級ガラスなので施主様には理解して頂きたいです。

ルイス、コンフォート、ティファニーは1848年、アメリカの宝石商、ティファ二ー創業者、チャールズ・ルイス・ティファニーの息子として誕生しました。
それまで平面でしか表 現されなかったステンドグラスを立体造形として表現しアメリカにおけるアール・ヌーヴォーの第一人者と称されています。

詳細はガラスピースの周囲を銅テープで巻きハンダ付けするという斬新な技法を生み出しました。こうしたティファニーの制作技法を総称してアメリカ方式と呼んでいます。
当時のアメリカの教会の2/3はティファニー工房が作ったと言われています。
グリザイユやエナメル絵付けが主流であったステンドグラス界に乳白色の美しい多彩なガラスを使ったことで大きな影響を与えました。

6世紀頃に建てられたと見られる、イスタンブールの寺院にはステンドグラスだったと見られる痕跡が残されています。
破片の形で残る最も古いステンドグラスは、フランク王国のロルシュ修道院（ドイツヘッセン州）で見つかっています。ステンドグラス自体は9世紀のものだと推定されておりキリスト像が描かれていました。

原型を留める最古のステンドグラスは、ドイツ南部バイエルン州に位置するアウクスブルク大聖堂に残っています。ダニエルをはじめとする5人の預言者を描いたステンドグラスは12世紀初頭の作品だと考えられています。
（ウィキペディア、ステンドグラスより引用）